作文を書くときには
言葉を探すことを
自然と行っています。
その言葉を探すときには
言葉の背後にある音を
どこかで聞き取りながら
文字にしています。
このことを、日本語の
「語構成意識」として
紹介している書籍に
最近、出会いました。
『日本語の考古学』
今野真二・著
岩波新書1479です。
例えば、マツノキとヒノキ。
「松」の「木」と複合語で
捉えるか? マツノキを
「檜」のように一語で
認識するか?
著者は-
自分たちが使っている日本語
特に古くから使っている日本語の
語構成をどの程度「感じる」ことが
できているのだろうか。
それはことばに歴史を
感じることができるか
という問いでもある。
と記しています。
以前、お伝えしました
まさに、いま自身が
疑問としている
「現代の口語日本語が
名詞を蔑ろにしている
だろう」現状の一端を
明らかにしている
ような文章です。
どうやら
日本語が持っている
音と名詞の関係。
この関係が時代を
経るにしたがって
どう変化してきたのか?
ということは
日本人がもつ語構成の
意識を変化させてきたのは
何なのか? を探ることで
現代の口語日本語が
どのように名詞を
蔑ろにしてきたか?
そのひとつの答えが
見えてきそうです。
余談です。
学生時代のように
四苦八苦してやっと
手がかりがつかめました。
やはり書店と図書館。
自身の蔵書がモノを
いいます。
ネットは、にわかの興味に
その威力を瞬間発揮する
「近くて遠い情報」と
つくづく感じています
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