作文に一行日記
自然観察に自由研究。
8月も15日に迫ると
さすがに夏休みの宿題に
少しは目配せしないと
厳しい状況をむかえてしまいます。
そこで、小学2年生の
わが子による自由研究を例に
宿題のひとつ、自由研究を
身近なモノを使い
2週間で楽しく完成する
コツを、お伝えします。
かれが今夏、研究対象に
定めたのは、バーコード。
自由研究は、研究対象を
眺めることで、その90%は
完成してしまいます。
ただし、対象を眺めながら
根源的な疑問を出すことが
条件になります。
ここが、自由研究の
最大のコツであり要点です。
研究対象を眺めながら
根源的な疑問を出す。
これさえしてしまえば
大げさな実験も検証も
小学生らしからぬ
プレゼンの体裁も
まったく必要なくなります。
反対から眺めると
研究対象から疑問が
出てこない場合は
膨大な文献にあたり
資料をまとめても
自由研究としては
残念ながら
未完成に終わります。
さて、かたっぱしから
バーコードを集めノートに
貼ったわが子との疑問出し。
切り抜いたバーコードを
前に、どんな疑問が
出てくるのやら期待半分。
テーブルで会話が
はじまります。
バーコードに1本
線をつけたらどうなるかな?
いきなり応用から
はじまった疑問。
さて、どうなるんだろうね。
バーコード眺めていて、もっと
根本的な疑問は出てこない?
どうして線の太さが
違うんだろう?
すごい! いいね!
どうしてなんだろうね。
おなじような疑問
もっと出てこない?
喧々諤々、子どもが
たどり着いた根源的な
5つの疑問はつぎのとおり
1.どうして
数字と線だけなんだ?
2.どうして
文字が入っていないの?
※数字以外の文字
3.どうして
よこ線じゃないの?
4.どうして
線の太さがちがうの?
4つめで、最大の行き
詰まりが訪れ悩む子ども。
よーく、バーコードを
眺めてごらん!
弟(幼稚園の年少さん)でも
出て来る単純な疑問だよ!
見たまんまなんだから。
5.どうして
1色だけなんだろう?
はい、出てきました(笑)。
疑問は、言葉にされると
はあ、そんなことと思うけど
その単純な疑問を
モノを眺めながら出し
簡素な言葉にすることは
じつはとても難しい。
そこを、子どもと共有し
研究の手順作成へと進行します。
1.バーコード集め
2.ぼくの疑問
3.調べる
4.ぼくのバーコードづくり
5.実験 スーパーマーケットで
こっそり自作コード読み取り
6.感想
最大のお楽しみである実験は
バーコードの疑問を調べあげた
知識による自作バーコード
(おそらく手描き)を
スーパーマーケットの
セルフレジでチェックする
というアンタッチャブルなもの。
知識はつかってなんぼ
ですので、ここは親子で
ちょっとだけ線を越えようと
考えています。大丈夫かなあ。
夏休みもあと残すところ
2週間とちょっと。
身近なモノから
子どもが疑問を導き出し
まとめる自由研究には
ちょうどよい期間です。
ぜひ、子どもと大人で
テーマをみつけて
楽しんでみてください。
どんな夏のイベントよりも
心に残る思い出に
なるかもしれません
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