作文の世界から少し離れ
本日は、小学2年生の長男と
母校の多摩美術大学が
企画・運営している
生涯学習プログラム 2014
好奇心の学校 あそびじゅつ
多摩美術小学校開校へ
参加してきました。
子どもを講義に預けたあと
しげしげと踏み込む
鑓水の八王子校舎。
その変貌ぶりに
ただ、ただあ然となり
息を呑みました。
いちばん驚かされたのは
2007年に完成した
新・図書館の充実ぶりです。
その新しい空間は
美術・芸術を知の領域で
発展させるための場に
なっており、自身のなかで
生まれてくる時代を
間違ったのではないか
とも思わせる
そんな知の集積と開放。
敷地の向かいには
新興の住宅街が開発され
ここに引っ越してきても
いいのでは? とまで
思わせる変貌でした。
いまのいままで、よくもわるくも
人間以外には褒めるところの
ちっともない大学と思っていた
認識が、ひっくり返り
まさにパラダイムのシフトです。
で、帰りの車のなかで
子どもの話に耳を傾けながら
冷静に考えたところ
大学の新図書館が機能として
素晴らしいのもさることながら
これからの知の方向性を
具現化したその思考が
卓越したものをもっていた
ことに気づきました。
「本は個人でもつものではない」
文字で表すとしごく単純ですが
かなり深いところにある思考です。
どんな本にも書き込みをし
書籍は読みたおすためにあると
考え実践してきた自身にとって
1冊の本こそが、知の「ノード」と
考えていました。しかし、いまや
知の「ノード」は、図書館であり
書籍は「リンク」でしかない
新・図書館をくまなく見学して
そう考えるようになりつつあります。
図書館とは、もともとそのような場でしょ。
と、云われてしまえばそれまでですが
本や雑誌を1冊づつ、つくることに
関わって来た身には、正直なところ
見ているようで見ていなかった
ところでもあります。
話を、あそびじゅつに戻して
講師役をつとめられた教授。
海老塚先生の終わりのことば
制作は終わりのないゲームです。
いつまでも試行錯誤をつづけましょう。
できるかな? やってみてください。
子どもが、制作で苦闘したのち
先生のことばに触れられたのは
とても幸せなことのように思います。
少子化時代の子どもは
機会をつかめるという意味で
とても恵まれています。
肯定的な面をもっと
見つめていかねば
そう、考えています
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