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2014年3月19日水曜日

国語の学童 国語の健康診断vol.120

作文と育児は
会話が物をいいます。


日々、口からでる
ままに伝えている言葉も


的確に状況をつかまえて
しっかりと相手に
響いている場合もあれば


どうも要領を得ていない
もどかしいときもあります。

会話の妙が随所に
散りばめられている

作家・有吉佐和子の戯曲
『ふるあめりかに
袖はぬらさじ』。

芸者のお園が
病身のおいらん亀遊に
言葉を投げかける
冒頭の一幕から

お園―
(略)
ほら、ここから見ると
港は本当にいい眺めですよ。

海っていうのは
いいわねえ、
私は大好きだ。

なんだか
心がひろびろ
してきてねえ。

おいらんも、
ときには窓から
外をお眺めなさいまし。
気が晴れますよ。
(略)

相手と時間を
共有しながら

ありふれた言葉で
誰でもない自分を
しっかりと伝える。

核心にあるのは
言葉を丁寧に重ねる
という心持ち。

日々の自戒を込めつつ
作文と子育てに活かしたい
視点と習慣です


http://gakudou.kankendo.com

国語の学童 よみかきのもり  公式HP



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