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2014年3月27日木曜日

国語の学童 国語の健康診断vol.128

作文と育児の時間で
子どもをよくよく
観察すると


作文も育児も
子どもが何かになる
経過だということが
見える瞬間があります。


3人の男児といる
自身の子育てでは


子どもが話しかけてくる
その行為そのものが
子どもにとっては
何かになっています。

電車の運転手だったり
ロケットで月に行く
途中だったり
ひとりだけはぐれている
赤色のクレヨンだったり

小学生の彼はときに
キレのある俳人
いとをかしな歌人
だったりします。

作文も、書く行為で
書き手が何かになる
という意味では

子育ての時間での
子どもといっしょです。

育児の時間で見せる
何かになっている子どもは
とてもプリミティブです。

文章の書き手となり
何かになっているときの
子どもは、もはやモダン。
立派な近代の個人です。

この原始と近代を埋める
難儀な作業を自然に為すのが
母語だと、そう思うときが
多くなっています。

母語をめぐる作文と育児。

日常でさらに深く見守って
いきたい風景と感じています


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