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2014年7月11日金曜日

国語の学童 国語の健康診断vol.227

作文と育児について
考える原点のなったのが


映画が上映されて
再び、三たびと静かな
ブームを迎えている


アンナ・アレントの
著書『人間の条件』に
記されている一節です。


人間が活動する能力を
もつことは? と問い


ほとんど不可能な事柄を
なしうることを意味する
と解きながら


それができるのは


人間は一人一人が
唯一の存在であり


したがって


人間が一人一人
誕生するごとに


なにか新しい
ユニークなものが
世界に持ち込まれる
ためであると

アレントが語るところです。


訳者のクセか
彼女のおちゃめな
ところをあえて
抑えたような
固い訳文のなかで

キラリとおちゃめさが光る
数少ない一節でもあります。

言論と活動を
論じるなかで
書かれたこの文章。

恥ずかしながら
20代もはじめのころに
出会ってから

気づくと繰り返し
読んでいるところです。

はや20年以上が経ち
3人も子どもが生まれ
育てているなかで

やっと理屈ではなく
日常としてつかめて
きたような気がしています。

アレントが前提としている
世界で生きることは
『人間の条件』を読むと
とても難しそうですが

作文と育児で少しでも
ユニークなものが
持ち込まれる世界へ
近づければと

そう、考えています


http://gakudou.kankendo.com

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