作文と読解力について
小学2年生のわが子が
大好きでもある詩人の
まど・みちおの作品から
夏休みに育児の時間で
子どもと詩を楽しむ
実践を、お伝えします。
今回とりあげる詩は
長男の好きな作品
『くまさん』ではなく
『うさぎ』
うさぎに うまれて
うれしい うさぎ
はねても
はねても
はねても
はねても
うさぎで なくなりゃしない
うさぎに うまれて
うれしい うさぎ
とんでも
とんでも
とんでも
とんでも
くさはら なくなりゃしない
ぞうさん まど・みちお
子どもの歌100曲集
1963年 フレーベル館
まずは、単純に
わかりやすく
リズミカルで
子どもの呼吸に合う休止
そして2連目の変化を
子どもの表情を聞いて
楽しみます。
つぎは、大人が
時と場を拓く言葉を
味わっていきます。
名が動き
感覚が姿を現し
時が意味を生む
一連目
名が動き
感覚が姿を現し
時が場と交わる
二連目
まど・みちおが得意とする
「遠近法の詩」の奥行きを
どっぷり味わいます。
このなにが楽しいのですか?
と思われるかもしれません。
楽しさは、物事を捉えるときの
確かな自己中心性にあります。
言葉がつくりだす時と場を
支配している静けさ。
言葉を前にしている
にもかかわらず
目前の静けさにいる自分を
感じることができます。
物事を捉える自己中心性が
嬉しく、言葉に魅せられて
いるからともいえます。
とかく物事を押し付ける
自己中心性が先行しがちな
世知辛い大人の時間から
離れて、子どもと詩を
ゆっくり味わう。
夏休みに、子どもは宿題。
大人は仕事の手を休めて
ちょっと詩の時間を
つくってみることを
オススメします
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