作文の力を育児の時間で
やんわりと身につける
そのひとつに
翻訳された詩や小説を
楽しむというものがあります。
え? 翻訳された
絵本や詩はふつうに
楽しんでいるけど?
ご紹介するのは
その「ふつうだけど」を
さらに楽しむ視点です。
翻訳には、歴史があり
さまざま考え方や
実践があります。
その世界を踏まえたうえで
子どもと身近な大人が
翻訳を楽しむときは
言葉の意味や文体に
こだわることよりもまえに
文章から伝わる声に
耳を澄ましながら
楽しんでいきます。
少しばかり
抽象的になりますが
文章には書き手の声が
自然と入り込みます。
単純な文章による
外国語文の和訳でも
書かれている内容が
寸分たがわず同じ
なのにもかかわらず
人それぞれの
和訳文を黙読したとき
文章から伝わる声に
どこかしら違いが
感じられます。
たぶんおそらくその違いは
原文の話者がもっている声を
訳者がそれぞれに感じ取って
和訳文に入れ込んでいるから
と、ひとつには考えられます。
翻って、子どもと
身近な大人で翻訳された
絵本や小説、詩などを
楽しむときは
身近な大人が
原作者の声は本当は
どんな声なんだろう?
訳者が入れ込んでいる
原作者の声。ひょっとして
こうしたら、もっと
楽しくなるかも?
そんな思いも
めぐらしながら
子どもと作品を
楽しんでいきます。
身近な大人が
文章への視点を
ちょっと深くもつことで
読み聞かせという
子どもを隅に追いやる
厚かましい朗読から
子どもの語感を育む
翻訳作品との出会いへと
かわっていきます。
さいごは、ちょっと余計ですが
子どもと翻訳文の声を感じながら
文章力を育んでみてください
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