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2014年6月24日火曜日

国語の学童 国語の健康診断vol.212

作文が上手になれば
ゆくゆくは小論文まで
書けるようになる。


だから小学生のうちに
日々の育児で仕込みつつ
作文などスラスラと
書けるようにしておきたい。


身近な大人がそう思ったとき
まずは意図して「不真面目」に
なるようにします。


よく小論文の書き方にある


1.問題提起
2.趣意提示
3.論点展開
4.結論結句


のような文章構成は
自分には関係のないものとします。


さらに、小論文で
自分の意見どころか

是か否、賛成か反対かまでを
ハッキリさせるというような

過激ともいえるアドバイスを
真に受けないようにします。

ここまでが「不真面目」の
地ならしになります。

では、本題。

「不真面目」になって書く
小論文の書き方をお伝えします。

1.結論
自分がいないところに
現実はないということを
やんわり伝える

2.提案
「1」は根本的なことだから
根本的なことを略して
ご丁寧にもいただいた問題を
材料として言葉にする
ことはできない旨を伝える

3.妥協
それでは失礼ですので
自分の眼に映ったことを
偽らない範囲で筆者の考え
(問題)と相違する点について
お伝えします

4.念押し
筆者の考え(問題)と
自分との相違点を、筆者への
批判や反対意見と早合点
されないようにしっかりと

この設問に対する記述が
自分の現実を表すもので
あるということを綴ります。

「不真面目」の小論文で
大事なのは、1の結論と
4の念押しになります。

小論文を読んで採点している
人間が、大人である保証は
どこにもないからです。

ここがミソです。

この「不真面目」な小論文の
書き方をマスターしますと

世論を2分しているような
話題が設問になっていても
サラサラと筆が進んでいきます。

とくに、設問の題材である
筆者自身がトンチンカンで

どうにもよくわからない話
かつ、要領を得ない抄訳を
されていても、こちらは

そのレベルに巻き込まれる
ことなく回答できます。

この「不真面目」を
小学生に教えることは
さすがに、できません。

ですが、ひとつだけ

1.結論
自分がいないところに
現実はないということを
やんわり伝える

という視点は教える
ことができます。

ちょっと長い道のりでは
ありますが、気長に構えて
日々の育児で、子どもと
共有していきます


http://gakudou.kankendo.com

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