作文と育児について
ことばの力をつける
教室での子どもの風景を
お届けします
「詩であそぶ」
ことばとことばの
つながりを楽しみます
という授業です。
土
三好達治
蟻が
蝶の羽を引いていく
ああ
ヨットのようだ
まずは、この詩を
自分が楽しいと思う
順番に並べてみます
子どものノートより―
土
ああ
三好達治
蝶の羽を引いていく
ヨットのようだ
蟻が
つぎに、この詩の肝
「ああ」の感嘆詞を自分の
ことばにします
子どものノートより―
土
三好達治
蟻が
蝶の羽を引いていく
ぶちぶち
ヨットのようだ
ここまで、子どもの
悪ノリも入りながら
3人の子どもが
子ども独特の爆笑から
収拾のつかない雰囲気で
時間が進みます
授業のメイン
三好達治の『土』の
詩形を借りて
子どもが自分の
詩をつくります
子どものノートより―
引いていく
ながれぼしが
人のあたまを引いていく
ああ
てつにぶつけるようだ
子どもの詩作ノートには
「こわい詩を書きました」と
記されています。
この詩作の時間にきて
3人の子どもたちは
水を打ったように
静まり返り
頭から熱を発しながら
イメージの世界に入り込み
ことばをひねり出します。
せっかくですから
残るおふたりの作品を
ご紹介します
おにとおにのおに時間
やまぶきおにが
赤おにをひいている
まるで赤おにがやまぶきおにを
おいかけているようだ
「おもしろい詩を書きました」と
詩作ノートに記されています。
さかだちゆうれい
ゆうれいが
てくびをくいちぎる
やっぱり
さかだちゆうれいだ
詩作ノートには
「こわい詩」と
書かれています。
子どもの集中力と
取り組む姿勢に
自信がないと
お母さんたちが
こぼされていたのが
嘘のように
ことばを楽しく
そして静かに唸りながら
つないで詩を創出しています。
身近な大人が子どもに
言葉の飛躍への知恵を
貸して、子どもより
巧みな子どもとして
言葉であそぶ。
育児で国語力を身につける
ひとつの方法になります
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