作文、とくに育児の
時間で書く宿題などの
作文は、子どもひとりで
書かせないようにします。
文章を着想から仕上げまで
すべてひとりの手で行うのは
立派な大人でも辛い作業です。
実際、世の中に流布する文章は
かならず複数の人間によって
洗練され、出来されています。
手伝ってしまったら
子どものためにならないし
ましてや、書けなくなるのでは?
そのような懸念は
手伝い方によるともいえます。
理想の手伝い方のひとつは
ことばとことばのつながりを
子どもといっしょにつけていく
ような手伝い方です。
今日、弟が掘ってきた
ジャガイモをさっそく
母がふかしました。
皮がやわらかく
食べてみると
おいしいです。
―いい感じに書けてるね。
でもなんか足りなくない?
炊きあがったジャガイモは
どんな感じだったの?
ホクホク
フカフカ
ほろほろ
―どんな感じ?
フカフカかなあ。
―ならば……
皮がやわらかく
フカフカとこぼれる
ジャガイモを食べました。
うん、おいしいね。
まこちゃん。
―こう書いてもいいかもよ
このようなカタチで
ことばを子どもといっしょに
つなげていきます。
ほとんど大人が書いてませんか?
そうなんです。子どもの作文は
身近な大人がいっしょに書きます。
誤解が生じることを前提に
大人が子どもに自分の知恵を貸して
子どもとともに、大人も十分に
楽しめる作文をつくり出す
のが、育児で行う
理想の作文になります。
ここでは、身近な大人が
子どもの感情に対して
どこまでも忠実であることが
お手伝いの大原則になります。
やがて年月を経るにしたがい
身近な大人のお手伝いは
自然と必要なくなってきます。
まずは、身近な大人が
臆せず子どもといっしょに
作文を書いてみましょう
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