国語の学童 国語の健康診断vol.134

作文と育児の時間で
とても楽しいときは

子どもの動きや感覚が
広がっていく瞬間に
立ち会えたときです。

いつしか子どもは
大人の認識よりも
圧倒的に素早く場を
移動するようになり

大きな声を出して
遊んでいるかと思うと

気をひきたいのか
たんに自分の世界に
入っているのか

急に小さな声で
つぶやきだす。

やがて、間をとり
笑いをとるかのような
場を、声と動きで
つくりだす。

この人としての拡張は

文章を習得するときに
個人がもつ感覚の広がりと
同じものがあります。

言葉を扱うとなると
にわかに上等な行為の
ように感じられますが

作文を簡素に捉えると
子どもの成長で
見られる変化と
さほど違わない

行為と感覚の獲得である
ように感じられます。

すると、どこで
言葉への意識が
人によって異なって
来るのか？　

悩ましいかな
いつもの疑問へと
戻るところとなります


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