作文や育児を
見つめていくと
どうしても言葉が
置かれている状況に
思考がまわっていきます。
ちかごろとくと
考えるのは
歴史は事象の
積み重ねである前に
言葉の堆積である
かもしれないという
小さな確信です。
個人が掴んでいく
歴史についてはとくに
そのような気がしています。
いわゆる言葉のない
インファンスを起点に
辞世の句まで
言葉で事象を
背負っていくような
有限の堆積です。
誕生以前と
死を迎えてからの
言葉の不在。
この無限にたまたま
できた有限の裂け目。
その小さな亀裂に
せっせと言葉を
堆積物のように
重ねていく。
そのような心象の
個人的な歴史です。
こう考えると
育児や日々の生活に
バタバタとしても
自分の生涯は
先人が歩んできた
じつは静かな現実を
こっそりと
なぞっていく
のだろうなと
言葉のある世界に
ちょっとした安堵感が
湧いてくる気がします
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