作文で白紙の原稿用紙を
前にしているとき
育児で子どもの声が
どこか耳に残っているとき
忘れたころにやってくる
小さな感嘆があります。
その驚きとは―
子どもも大人も
かつて一度も
書かれたことのない声で
毎日、語っている
という素朴といえば
とても素朴な驚きです。
ひょっとして
大人に関しては
書かれた文字を
どこかで記憶していて
その音を声に
出しているのかも?
とも思われますが
こと日常の会話に関しては
まさか、声に出すことを
前日にすべて書き出して
きっちりとなぞりながら
しゃべる人は、おそらく
稀なはずですから
やはり、かつて一度も
書かれたことない声で
日々、語っています。
子どもの会話でも
頭の中にあるだろう
文字を音に出すことで
交わしている割合は
それを目的としたような
遊びや学習の時間のほかは
ほとんど少ないと思われます。
かつて一度も
書かれたことのない声が
あふれている日常。
と、考えると
書きがいもあり
話しがいもあるように
感じられる
そんな驚きもあります
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